エアコンの室外機を効率よく放熱できればエアコンの電気代が少なくて済むのなら、室内から流れてくるドレン水を室外機の冷却に使えばよいのでは?と言う考えから、実験をしてみます。真似をして行った場合下記の様な副作用が考えられますので、注意して、自己責任で行ってください。
単純な省エネ方法ですが、ダイキンのエカネット(業務用エアコン室外機に水道水を霧状に吹き付ける装置)を除いて今までどのエアコンメーカーも行っていない方法なので、何か採用出来ない理由があるのかも知れません。
万一故障しても困らないように古いエアコンを使って実験を行います。
■使用機種 ナショナルエアコン CS-G28A
■使用場所 木造住宅 6畳間
■測定方法 暑さが安定する8月にドレンでの冷却を行った場合と外した場合で約1週間の電力量を測定する。
下記写真が、ドレンからの排水を通常通り流している最初の状態です。
下記の様にスポンジをエアコン背面に取り付け、ドレンからの排水が一度スポンジに吸収され、室外機のアルミフィンに流れるようにドレンを固定しました。
ドレンからの排水実験を行いました。スポンジに吸収されてから、流れるのは上手く行きましたが、全体には上手く広がりません。もう少し方法を考えて見たいと思います。本当はエカネットのように霧状にして全体に噴霧できれば気化熱を奪って効率よく室外機を冷やせると思うのですが!
8月に電気代の測定を試みましたが、有意な差は得られませんでした。理由は
等が主な理由です。来シーズン再度チャレンジします。
今年も夏が近づいて来ましたが、昨年と同一条件ですので、差を測定する事が出来ません。もし、お試しの方が居られましたら結果をお知らせください。考えられる副作用として、室外機下部に常時水が貯まる為、コンプレッサーを保護するカバーが水を含みコンプレッサーの錆びの原因になる可能性が想定できます。