ルームエアコンの心臓部はフロンガスを圧縮するコンプレッサーです。室外機のコンプレッサーに掛かる負担を軽くする程、又はコンプレッサーが稼動する時間を短くするほど、コンプレッサーの寿命は長くなります。コンプレッサーの負荷が軽ければ他の電気部品への負荷も軽くなり、エアコンの寿命が長くなります。(コンプレッサーの負担が少なくても、その他部品の故障で寿命が短い場合もあります。)では、どうすればエアコンの負担が軽くなるのか考えてみましょう。
室外機のコンプレッサーの負担を軽くする為に、
室内機の場合は冷たくなったアルミのフィン(熱交換器)で、室内の空気が効率よく流れて、冷やされなければいけません。その為には、
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エアコンのエアフィルターを定期的に掃除して下さい。ホコリが溜まると、空気の流れが悪くなり、電気代が約10%多く掛かってしまいます。また、運転音も大きくなります。
■エアコンのフィルターを外して、下のアルミのフィン(熱交換器)が目ズマリしていないか確認してください。目ズマリしている場合はブラシなどで丹念に取り除くか、エアコンクリーニングを依頼して下さい。
■ファンにほこりが溜まると風量が低下し、効率が悪くなるので、ファンのところにほこりが付着していないか確認してください。ファンのところが掃除できる機種は分解して掃除して下さい。無理な場合はエアコンクリーニングを依頼して下さい。
■エアコンの取扱説明書を読み、空気清浄フィルターや脱臭フィルターなど定期的に交換が必要なものは取り替えてください
エアフィルターは定期的に掃除機でほこりを吸い取ってください。エアフィルターの汚れがひどい場合はマジックリンなどの洗剤を付けて軽くこすり5分間放置後、歯ブラシなどでこするとキレイになります。(強くこするとフィルターを傷める場合がありますので、ご注意下さい。)
熱交換器(アルミのフィン)が汚れている場合やエアコンのつけ始めにいやな臭いがする時には効果があるかもしれませんが、
■スプレーの洗剤成分でドレンパンにひび割れを起こして水漏れした。
■スプレーがエアコンの電気回路にかかり、故障を引き起こした
などの事例も報告されていますので、注意してください。どうしても使用する場合は洗浄成分が結露水で洗い流せる真夏に行うと良いと思います。
数100円のスプレーに比べると高価ですが、分解して洗うのではるかにきれいになります。業者によって作業内容や価格がマチマチなので、信頼できる業者に依頼して下さい。