ルームエアコンの心臓部はフロンガスを圧縮するコンプレッサーです。室外機のコンプレッサーに掛かる負担を軽くする程、又はコンプレッサーが稼動する時間を短くするほど、コンプレッサーの寿命は長くなります。コンプレッサーの負荷が軽ければ他の電気部品への負荷も軽くなり、エアコンの寿命が長くなります。(コンプレッサーの負担が少なくても、その他部品の故障で寿命が短い場合もあります。)では、どうすればエアコンの負担が軽くなるのか考えてみましょう。
最初に室外機のチェックポイントです。室外機はコンプレッサーで発生した熱を効率よく放熱できるように手入れして下さい。例えば、室外機のファンの風を妨げる様な障害物は有りませんか。室外機の前や後に物を置いているケースは度々見られますので、動かしてください。エアコンの機種によって異なりますが、室外機の前は30cm〜70cm程あけてください。
上のケースは室外機の後ろ側にほこりがビッシリ詰まっていた事例です。ここまで詰まると、室外機で上手く放熱する事が出来無い為、真夏に止まってしまう事も有りますので、年に一度は確認して下さい。付着しているのは綿ほこりやペットの毛などですので、掃除機などで簡単に取る事が出来ます。但し、室外機の後を見るときは接続している配管パイプに力が掛からないように注意して行ってください。(事前にエアコン手入れのリスクをお読みください)
ベランダなどに設置している場合、室外機の熱がコモってうまく放熱できないケースもあります。これは、ベランダや庭がブロック塀で囲まれている為、室外機で放熱した風が壁に当って戻ってくるからです。その様な場合は室外機の場所を変えたり、放熱の風向きを変える風向板を取付けるしか方法がありませんので、エアコン工事店にご相談下さい。