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冷えが悪い|エアコントラブル相談室

冷えが悪い

エアコンの冷えが悪い

エアコンの冷えが悪いイメージ画像

エアコンの冷えが悪いのは、水漏れと同様に多い故障です。そこで、冷えが悪い場合のチェックポイントをお教えします。

動画での冷えが悪い場合の対処方法説明

冷えが悪い場合の対処方法説明を動画にて説明します。


エアフィルターの確認

エアコンの前面パネルを開いて内部を確認して下さい。内部にはエアフィルターがあります。エアフィルターが汚れていると室内機の送風が妨げられ、冷えが悪くなります。掃除機又は水洗いで汚れを取り除いて下さい。

ルームエアコンのエアフィルター

熱交換機の汚れ確認

エアフィルターを取外したら、内部の熱交換器(アルミのフィン)にも汚れが付着していないかご確認ください。汚れがひどい場合は室内機の送風が妨げられ冷えが悪くなります。熱交換器の汚れは簡単に取り除く事が出来ません。エアコンの購入店やエアコンクリーニングを行っている業者にご相談ください。

蒸発器(アルミのフィン)がみえてきました

冷房運転時の動作確認

先に→冷房時のトラブルチェックをご覧の上、下記の動作をご確認下さい。

エアコンの設定を変更します。

コンプレッサーが動き出したら、リモコンで設定温度を一番低くし、風量は最強に設定して下さい。動作が安定するまで、15分程度お待ちください。

エアコンの風量確認

感覚的な判断になりますが、室内機の吹きだし口に手をかざして下さい。

上記のような症状があれば、室内機のファンに汚れが付着し風量が低下している場合があります。購入店やエアコンクリーニングの業者にご相談ください。

室外機の配管接続部の状態を確認します。

室外機側にまわり、配管接続部カバーのビスを外し、配管接続部を確認して下さい。

室外機と配管パイプの接続部が下記の様に全体的に水滴が付いて冷たければ正常です。

室外機接続部の水滴

もし、室外機と配管パイプの接続部の細いパイプ側に白く霜が付着していたら、フロンガスが漏れて不足しています。霜が付くと下記の様に配管が真っ白になります。この様な場合はガスの補充が必要となり、ガス漏れ箇所の補修も必要ですので、メーカーサービス又は購入店にご相談ください。

室外機接続部の霜付き

コンプレッサーが冷房運転をして動いているにも関わらず、パイプの接続部に水滴が付かない場合はガスが完全に抜けているか、コンプレッサー等ガスが循環する系統の故障となります。メーカーサービス又は購入店にご相談ください。この場合は、高額修理になるケースが多くあります。配管接続部に多量のオイルが付着している場合はガス漏れの可能性が高いと思います。

温度を測定して冷えを確認する

室外機と配管パイプの接続部に水滴が付いているのに部屋の冷えが悪い場合は温度を測って冷えの確認をします。温度計を用意して下さい。まず、下記写真の様に室内機が空気を吸い込む前面グリル付近の温度を測って下さい。(必ず冷房運転で設定温度は一番低く、風量は最強にして下さい)

室内機吸い込み温度の測定

次に下記写真の様に室内機が風を出している吹き出し口付近の温度を測って下さい。

室内機吹き出し温度の測定

 例えば前面グリルの温度が30℃、吹出し口の温度が18℃の場合差は

 30−18=12℃

温度差は12℃になり、8℃以上あるのでエアコンは冷えています。8℃以下の場合は修理を依頼しましょう。なお、リビング用など大型タイプのエアコンはもっと大きな温度差があるのが通常です。8℃以上の温度差が有っても冷えが悪いと感じたら購入店やメーカーにご相談ください。

容量選択ミスで冷えない

室内機吹出し口の温度差が8℃以上あるのに冷えが悪い、メーカーや購入店から正常ですと判定された場合はエアコンの容量が小さすぎた可能性があります。カーテンやすだれなどで直射日光をさえぎる、など外部からの熱の浸入を抑えるかエアコンの買い替えをご検討ください。

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