エアコントラブル相談室 iphoneサイト

トップページへ

電気代|エアコントラブル相談室

電気代

各社2008年モデルを電気代で比較

省エネ基準について

昨年度モデルより、下記のように省エネ基準の計算方法や表示方法が変更となりました。簡単に説明すると、エアコンの容量や室内機の大きさによって計算方法が変わり、単純比較しにくくなりました。

省エネ基準について

下記は、エアコンのカタログに表示されているスペックです。下記事例をもとに省エネ比較方法について説明します。

カタログに掲載されているスペック

結論から書くと、カタログに表示されている「期間消費電力量」の数字で比較するのが確実です。同じ容量で数字の小さい物ほど省エネエアコンです。

消費電力量の目安

「期間消費電力量」はカタログの後ろの方で下記のように一覧表で表示しているメーカーもあります。

消費電力量の一覧表

新しい省エネ基準について

省エネ基準の計算方法には下記の2種類があります。

冷暖房平均エネルギー消費効率(COP)
COP=能力(kw)/消費電力(kw)
通年エネルギー消費効率(APF)
APF=1年間で必要な冷暖房能力の総和/期間消費電力量

COPは2007年を目標に基準値が、APFは2010年を目標に基準値がそれぞれ設定されています。

カタログには下記のように「COP値」「APF値」が表示されています。APFの目標値は4.0KWを超えるエアコンについてはまだ設定されていないので、従来のCOP値が表示されます。また、APF基準値は室内機の寸法によっても目標が異なります。

エネルギー消費効率

基準値に対しての達成率もカタログで表示されます。

省エネ基準達成率

100%以上達成したエアコンについては下記のような表示が付きます。目標年度2007年とあればCOP基準値、目標年度2010年とあればAPF基準値を達成したエアコンとなります。

省エネ基準達成率のマーク

基準値を未達成のエアコンは下記のように赤い表示が付きます。古い2004年基準は達成していますと併記しているエアコンメーカーもあります。

省エネ基準達成率のマーク

以上のように省エネ基準は容量や、室内機の大きさによって異なるため、現時点では「期間消費電力量」の数字で比較するのが簡単だと思います。

電気代でのエアコンの比較

2008年4月初旬現在で資料が手に入ったメーカーの2.2kwタイプ、高級機種と普及機種の電気代を比較すると下記のようになりました。このクラスではナショナルが一番電気代が安く668kwhとなりました。1kwh当たりの電気代を22円と仮定すると14696円となりました。普及価格商品でも電気代がかなり安くなっています。

メーカー 型式 期間消費電力量(kwh) 推定電気代(円)
ナショナル CS-X228A 668 14696
シャープ AY-W22SX 668 14696
三菱 MSZ-ZW228 700 15400
日立 RAS-S22X 700 15400
ダイキン S22JTRXS 700 15400
東芝 RAS-221BDR 735 16170
サンヨー SAP-E22X 760 16720
富士通 AS-S22T 760 16720
富士通 AS-E22T 848 18656
東芝 RAS-225B 882 19404
日立 RAS-M22X 882 19404
コロナ CSH-M228G 900 19800
ナショナル CS-H228A 900 19800
シャープ AY-W22SE 900 19800
三菱 MSZ-J228 918 20196
ダイキン S22JTNS 918 20196
コロナ CSH-S228G 938 20636
サンヨー SAP-A22X 958 21076

さらに詳しい電気代比較は

電気代でのエアコンの比較はECCJ省エネ性能カタログが能力別に詳しく説明していますので、ECCJ省エネ性能カタログのページをご覧下さい。

ECCJ省エネ性能カタログ

この比較の注意点

« 前の記事へ

次の記事へ »

Page Top

PC | スマートフォン