リビングなど大きな部屋では、室内機の風が出来るだけ広く行き渡るように設置して下さい。
下記のように部屋の横方向に取り付けると風の届かない場所が多く出来てしまいます。
部屋の長て方向にエアコンを取り付けると風の届かない場所が少なくなり均一に空調されます。
お部屋を均一に冷す（暖める）為には寒いところを暖める、暑いところを冷すのが基本となります。
夏場は暑い空気が上に上がります。そこで、エアコンの風向きも上向きに設定して冷して下さい。天井近辺の暖かい空気を冷す事が出来ます。
冬場は寒さが窓から伝わってきます。部屋の温度も床部分が一番冷たい場所ですので、エアコンの風が床に直接当たるように設置して下さい。窓上に設置すれば窓から伝わった冷気も暖める事が出来ます。
下記のように暖房時のエアコンの風が家具などでさえぎられると風が床まで届かず、足元が寒くなります。逆に頭高さ辺りが熱くなるので、エアコンの風を家具などでさえぎらないよう注意して下さい。
カーテンレールが邪魔になってエアコンの取り付け場所が制限される。エアコンが邪魔になってカーテンレールが取付できない。と言う事例もよく起こります。特に新築の場合はエアコンの取り付け場所とカーテンレールの位置に注意して設置場所を決めてください。
上記のルールをわきまえて、実際のマンションでの設置例を考えてみました。（左上の和室にはエアコンを取付できない前提です。）
部屋の中央に大きなエアコンを設置してLDK、キッチン、和室を冷します。LDKにはエアコンの風が届かない場所が出来てしまいます。また、和室を寝室として使っている場合は夜間も大きなエアコンを稼動させる必要があり電気代が多く掛かります。
部屋の両側にエアコンを設置すれば、エアコンの風が届かない場所が少なくなります。また、生活シーンに合わせてエアコンを使用すれば電気代のロスも防止できます。
部屋の形状が複雑で1台のエアコンで風を行き渡らせる事が困難な場合は複数台のエアコンを設置して空調を行ってください。
和室に専用のエアコンが設置できる場合は下記のようにコーナーにエアコンを取り付ける方法もあります。
