お部屋の断熱で節電対策|エアコントラブル相談室
断熱と遮熱で節電対策(冷房時)
動画で説明:断熱と遮熱で節電対策
エアコンはどうして冷やし続けないといけないのか?
エアコンが冷やした空気は様々な熱源で暖められます。
- 人が発する熱
- 家電やコンロなどが発する熱
- 壁や天井から伝わる熱
- 窓から侵入する熱
- 窓から差し込む日差しで発生する熱
これらの熱を出来るだけ少なく出来ればエアコン冷やす力が少なくなり節電につながります。
熱の流入経路
下記は夏の冷房時、どの経路から熱が侵入しているか調査した画像です。
圧倒的に窓から熱が侵入している割合が高いことが解ります。
熱の伝わり方
熱の伝わり方を復習すると下記の物が挙げられます。
- 伝導
- フライパンを熱すると火が当る中央から熱くなり、周辺部に熱が伝わります。伝導で熱が逃げるのを防ぐには断熱材や空気の層を作って熱が伝わりにくくする必要があります。
- 対流
- 空気の対流によって熱が伝わる現象で、冬場風が冷たいのは対流によって熱を奪うからです。対流で熱が逃げるのを防ぐには隙間風や換気による冷気の逃げを防ぐ必要があります。
- 輻射
- 輻射は暖かいものから電磁波の形で直接伝わる現象で、太陽の光が背中に当るとぽかぽか暖かいのは太陽から直接背中が暖められているからです。輻射熱を遮るには遮熱が必要です。
以上を考慮して、冷房時の冷気が暖められないように対策を考えて見ます。
お部屋から熱源を極力減らす
冷房運転時はお部屋にある熱源を出来るだけ減らすことが節電につながります。
例えば
- 帰宅時お部屋が猛烈に暑い場合は、先ず換気をして熱を逃がしてから冷房する。
- コンロ使用時は換気で熱を逃がすようにし、調理が終われば換気を止めて冷気が逃げないようにする。
- 冷房しながら焼き肉やお好み焼きなどの調理は極力避ける。
他にも色々方法があると思いますので考えてみてください。
部屋に流入する熱を減らす
窓にカーテンをすると、窓とカーテンの間に空気の層が出来て断熱効果があります。
理想的には、既存の窓の内側にもう一つ窓を取り付ければ断熱効果は抜群です。
内窓のガラスも遮熱効果の高いものを使えば、輻射熱も防げます。
ホームセンターには窓に貼り付ける断熱シートが売られています。
断熱や遮熱などの効果が期待できます。なお、賃貸住まいの場合は簡単に剥がせるかもご確認下さい。
窓の外に、よしずやすだれなどで日除けをすれば、遮熱効果が上がります。
熱の伝わり方が理解できたら色々な方法を試してください。
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